ゲームは中身にお金をかけるより広告にお金をかけた方が売れる。大手調査会社の調査で判明

ロロナのアトリエ プレミアムボックス(「特製クリスタルペーパーウェイト」同梱) - PS3

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「クオリティなんて飾りだ」どこかの偉い人の声が高らかに響きそうな調査結果がアメリカの調査会社EEDARから発表された――ゲームは中身にお金をかけるよりも広告にお金をかけた方が売れる。


この衝撃的な調査結果は同社アナリストのJesse Divnich氏が発表したもので、彼は2007年から2008年にかけて発売された1300本のゲームソフトを調査したところ、そのような結果が出たと発表した。


調査は対象のソフトを次の4つに分類して売上高を調べる方法がとられた。


 1.ハイクオリティであり、広告にもお金をかけている。
 2.ハイクオリティだが、広告にはお金をかけていない。
 3.ロークオリティだが、広告にはお金をかけている。
 4.ロークオリティであり、広告にもお金をかけていない。


その結果、様々なケースにおいて広告にお金をかけている方が売上が高いことが
分かった。この結果は、2007年から2009年にかけてのベストゲームトップ25本のう
ち、じつに23本が総コストの5%を広告に費やしていることからも裏付けられる。


「何かを犠牲にしなければならないとき、最初に削るものはクオリティである」と、
Divnich氏は語っている。事実、ゲームユーザーのうちおよそ60%は広告を通して
ゲームを購入している。口コミの力など、広告の前では霞んでしまうのだ。