1日2時間「マリオカートDS」で遊んだ少年、1週間で弱視が250%改善へ

 1日2時間「マリオカートDS」で遊んだ結果、弱視が250%改善された


 イギリスに住む6歳のベン・マイケルズ少年は、4歳の頃から片目にひどい弱視を患っており、右目がほとんど見えない状態だった。そんな彼が専門医から指示された治療とは、「見えている方の目をアイパッチでふさぎ、1日2時間、ニンテンドーDSの『マリオカートDS』で遊ぶこと」。“ゲーム=目に悪い”と教えられて育った筆者のような世代からすると意外ですが、指示どおり毎日2時間「マリオカートDS」で遊んだ結果、ベンの右目は 1週間で250%もの視力回復を達成。


 医師によれば、幼少期の弱視は反復的な眼球運動によりある程度改善できるそうで、ゲーム画面に集中することは眼球の運動を促す上で非常に効果的。必ずしもすべてのケースで有効というわけではないようですが、少なくともベン少年にとってはぴったりのトレーニングだったようです。


調べてみると、現在ではアイパッチ中に携帯ゲーム機などで遊ばせる治療は日本でも普通に行われている模様。


 なお、巷でよく言われている「ゲームばかり遊んでいると目が悪くなる」についてですが、これは医学的にはまったく根拠はないとのこと。特に発達期の場合は、メガネでしっかりと矯正していればむしろ目の訓練になるという声もあり、一概に“ゲーム=目に悪い”とは言えなくなっている。