手持ちのPS3も3D対応に――3Dテレビ発売に向けソニー

 手持ちのプレイステーション3PS3)が3Dゲーム対応機になる――ソニーが2009年11月19日に開催した経営施策説明会で、これまでに発売したすべてのPS3をファームウエアのアップグレードで3Dゲーム対応にする方針であることを明らかにした。


 2010年の3Dテレビ発売にあわせて3Dゲームをリリース、手持ちのPS3でそのまま遊べるようにする。2010年度はソニーとして、3Dエンターテインメントを推し進める方針。同社ネットワークプロダクツ&サービスグループプレジデントの平井一夫氏は「3Dテレビの発売にあわせて、3Dゲームも発売する。ハードを買い替えなくても3Dゲームが楽しめるようになる」とした。


 ソニーは、3Dを今後の重点領域ととらえ、3D BDプレーヤーなど、対応フォーマットの確立などを進めている。10月に開催されたCEATEC JAPAN2009でも3D対応のブラビアなどを展示、3D映像を撮影できる単眼レンズ3Dカメラなども試作・展示している。放送局の3D中継放送導入をサポートするほか、2010年度末までに3D映画を上映できるシステムを世界で3000スクリーン以上に供給するなど、3Dの導入に向けた準備を加速する。